芦屋ロックガーデン

芦屋、高座の滝の西に広がる岩稜帯をロックガーデンと呼ぶ。ここは日本のロッククライミング発祥の地として知られる。
六甲山頂へと続く一般登山道もロックガーデンの一部を通るが、平行して走るB懸垂岩(Bケン)尾根は展望の開けた奇岩、白砂の美しい道である。
クライミングというほどではないが、通過に多少の困難を伴う箇所が複数ある。このためか通る人も少なく、静かな山行が楽しめる。


お急ぎの方はスライドショーでご覧ください。1枚づつご覧になりたい方は下の写真をクリックすると別ページに拡大表示されます。・・・・・・・

00 高座の滝 1604 一般登山道が滝を巻いて上がるとすぐに地獄谷に降りる分岐がある。 01 ゲートロック 0902 谷の入り口に聳えるゲートロックはこの前年に崩落した。 02 地獄谷 0712 谷は暗く、足場も悪い。
03 地獄谷 0801 逆層の岩の上を歩くのは滑りそうで怖い。 04 小便滝 0902 水が流れていないことも多い。 05 ゴルジュ 0902 小便滝からゴルジュの支流に入る。
06 Aケン下 0712 ゴルジュの突き当りを這い上がるとそこはA懸垂岩(Aケン)の下。奇妙な形の木が岩にしがみついている。 07 Aケン 0805 昔ロッククライミングの練習をしていたというAケンの岩壁。 08 Aケン 0805 Bケン尾根から見下ろすAケンの全貌。Aケンの頂上には写真右下から難なく上ることができる。
09 Bケン尾根 0902 Bケン尾根に上がると景色が地獄谷とは一変する。花崗岩が風化して奇妙な形の岩となり、道は砕けた砂で覆われる。こんな狭い隙間をザックを手に持って通過する。 10 Bケン尾根から 1404 遠くに万物相が見える。万物相の名は朝鮮半島にある景勝地に由来すると言う。別名墓場。 11 Bケン尾根 0712 Bケン自体は阪神淡路大震災で崩落し、今は何処がBケンなのか、以前を知らない者には分からない。
12 Bケン尾根 1304 尾根の最北部。右奥の岩は20cmほどの狭いバンドを伝って回りこむ。 13 万物相下 1404 Bケン尾根から一旦谷に降り、万物相に上がる難所をクリアして振り返る。一説にはこの岩がピラーロックの残骸だとされる。後ろに見えるのがBケン跡らしい。 14 万物相 1604 見事な自然の造形美。最近万物相をピラーロックと呼ぶ人がいるが、これは付近にあった震災で崩れた岩の名である。しかしその残骸がどれか、諸説がありはっきりしない。
15 万物相 0803 風化の進んだ砂岩の表面は手で触るだけでボロボロと崩れる。上部にはかろうじて渡ることのできる道があるが、急傾斜の砂地は滑りやすい。 16 万物相 1304 裏側。何処となくアメリカ西部の荒野を思わせる。 17 風吹岩 1304 一般登山道に出て風吹岩に至る。


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