中国・黄山

黄山は怪石、雲海、奇松の山である。山名は、昔々、黄帝がこの山で不老不死の霊薬を飲み、仙人になったという伝説に基づく。
2008年3月、日本からのツアーに参加して黄山に登った。雲谷ケーブルで白鵞嶺に上がり、西海飯店に一泊、丹霞から太平ケーブルで北へ下る。
主に西海・北海風景区を歩くが、雲海に浮かぶ松をあしらった花崗岩の峰々はまるで仙境を描く水墨画のようであった。


お急ぎの方はスライドショーでご覧ください。1枚づつご覧になりたい方は下の写真をクリックすると別ページに拡大表示されます。・・・・・・・

00 白鵞嶺駅1667mに着くと辺りは霧の中。始信峰もほとんど見えない。これは名のある黄山松の一つ、竪琴松。 01 西海風景区に近づくと漸く霧が晴れる。落ちそうな岩を逆さに干した靴に見立てて仙人晒靴という。 02 排雲亭付近より雲の涌く谷を覗く。
03 雲海の中から松を被った岩山が頭を出す。 04 黄山72峰というが、似た峰が多すぎて写真を見てもどれだか分からない。また岩山群を峰と呼んでいるようにも見受けられ、各峰を同定するのはなかなか難しい。 05 中央が飛来石。まるで天から降って来て突き刺さったかのように見える。
06 手前の峰は形も美しく名がありそうだが見つからない。全体は西海群峰と言う。 07 向こうの峰にズームで寄る。 08 光明頂1860mから黄山の最高峰、蓮花峰1864mを望む。
09 天都峰1830m。これら南部の名峰にも登りたかったが、道が険しく、また常に混雑しているようで、一般のツアーに組み込むのは難しそうだ。 10 翌朝、清涼台から御来光を見る。ここも人が多く、場所を確保するのが大変だった。 11 丹霞駅近くから。

一般に流布している地図はデフォルメされており衛星写真と合致しない。天都峰などは谷に落ちてしまう。百度地図とOpenCycleMapが比較的写真と一致するようで、コースや地点はこれらを参考にして描いた。ガイドに導かれるままに歩いたので、歩いた道はあまり確かではない。

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