中山連山

武庫平野の北に宝塚から川西にかけて伸びる山並が中山連山である。長尾連山ともいう。
尾根からは遠く大阪湾が一望でき、山麓には中山寺、満願寺などの古刹が点在する。
標高500mに満たない山だが、四季折々に美しい姿を見せる。ここは蒼山のホームグラウンドである。


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00 満願寺西山201604 麓の山本、新池公園から望む。満願寺西山は幾つかのピークからなり、三角点は一番左(西)のピークにある。標高は361.6m。手前の建物はあいあいパーク。 01 満願寺西山1501 一番右(東)のピークにはすばらしい岩壁があり、山自体が岩からなっていることを窺わせる。このピークに正式な名称があるか知らないが、密かに東岩峰と呼んでいる。 02 東岩峰岩壁0609 02年にこの辺りで大規模な山火事があり、火は東岩峰頂上付近にまで及んだ。写真のロープが繋いである焼け残った木も今はない。
03 東岩峰から1410 頂上は絶好の展望所である。これは東方向。中央は石切山、後ろが五月山から箕面の山々。 04 東岩峰から1001 これは南西の西宮方面。夕暮れに大阪湾が光る。右端は甲山(かぶとやま)。 05 西明寺滝・不動尊山門0812 西明寺滝に至る分岐の直前にある山門。滝の下には不動尊、滝の上には不動明王が祀ってあるようだが、両者の関係は?
06 西明寺滝0804 ハイキング道から5分ほど入ったところにある。雨後には水量の豊富な見事な滝となる。左手奥が不動尊の祀ってある祠。 07 平井山荘上0701 平井山荘の最奥から満願寺へ抜ける道の途中、右手に少し入ると奇妙な光景が広がる。六甲山系によく見られる草木の生えない砂地の侵食された地形。 08 小岩峰0703 東岩峰から送電線が降りてくる小ピークも基本的に岩山である。これも名がないので取りあえず小岩峰と呼んでおく。
09 井植山荘1104 春、秋の門前は美しい佇まいを見せる. 10 満願寺1411 坂田の金時ゆかりの真言宗の寺。宝塚市に囲まれた川西市の飛び地の中にある。ここのモミジは他より少し早めに色づく。 11 石切山0804 中山連山は何処もコバノミツバツツジが美しいが、石切山山頂付近もなかなかよい。
12 きずきの森1310 石切山の北に広がる宝塚市の里山公園。昔はゴルフ場であった。 13 平井への道1404 送電線がクロスする辺りから平井に降りる道は昔からのハイキング道であるが、何故か入口にロープが張ってある。ここは知る人ぞ知るコバノミツバツツジの名所。 14 平井への道から1303 途中1箇所だけ東岩峰の岩壁を横から見るところがある。岩壁は平均斜度が30度を越えているのが分かる。
15 プロムナード1204 満願寺西山の稜線は視界が開けプロムナードと呼ばれたが、今では木々が伸びて大分遮られるようになった。ミツバツツジのトンネルを行く。 16 長尾山トンネル出口1311 街路樹はアメリカフウであろう。この紅葉はかなり早い。 17 桜台上1204 山頂展望台の少し北から桜台7丁目に降りる道がある。松林の中にひっそりと咲くコバノミツバツツジが幻想的な雰囲気を醸し出す。
18 向井山1508 麓、若宮から見上げる向井山。手前は黄金ヒバの植樹帯。長尾山トンネルはこの山の下を通る。 19 中山山頂1102 中山連山の最高峰。標高478m。北に大峰山へと続く道を少し下って振り返る。積雪は年に数回ほどであろうか。 20 沢道1109 沢道には小滝が多く懸かる。菌類が繁茂し川床の岩は黒や黄色に染まっている。登山道の岩も極めて滑りやすかったが、近年登山者が増えて昔ほどには滑らなくなった。
21 沢道1405 沢沿いを何度も渡渉を繰り返して登る。大雨の後は渡渉困難で稜線にエスケープを強いられることもある。 22 沢道上流1102 桜台7丁目下で、天宮塚へ上がる道と更に沢を上流に辿り山頂展望台に至る道の二手に分かれる。 23 天宮塚から0708 聖徳太子が修行したと伝えられる天宮塚はこの山随一の展望所。甲山が間近に見える。
24 中筋の桜0304 麓の巡礼街道にある中筋の枝垂桜。このころは全盛期であったが、道路拡張工事で移植された後、樹勢を失った。 25 中山寺1406 聖徳太子の建立とされる安産の寺として有名な真言宗の古刹。正面階段を上がったところに一対の石柱がある。達筆で読みにくいが、「観世音霊場濫觴之古刹」、「明治天皇御平産勅願所」とある。 26 中山寺梅林0702 紅梅と白梅の咲く時期が微妙にずれ、長く花を楽しめる。
27 中山寺から1403 中山寺梅林入り口前から我孫子の峰を望む。手前の尾根上に見えるのは最近作られた夫婦岩園地の東屋。 28 東尾根1110 中山寺梅林から上がる東尾根は萩が美しい。 29 夫婦岩0801 倒壊の危険があるということで、今は柵で囲まれ、隙間に詰め込まれた小石も大幅に増えた。
30 夫婦岩園地1304 夫婦岩付近はちょっとした広場になっており、椅子やテーブルが設置されているが、かなり朽ちかけてきた。この付近もコバノミツバツツジが美しい。 31 林道のモミジ1411 奥之院参道と林道が交わる少し西側に最近砂防ダムが作られ、そのときに植えられたもののようだ。 32 林道終点から1410 ここも見晴らしの良いところ。ススキは林道一帯に見られる。
33 中山寺奥之院0911 奥之院は14年に建て替えられた。形は元のままのようだが極彩色になった。 34 奥之院のモミジ0811 複数の木が揃って紅葉したこの年のモミジは特に美しかった。 35 やすらぎ広場1606 自衛隊演習地の隣にあるやすらぎ広場は団体のイベントなどにも利用される広大な草地である。
36 惣河谷支流・F9の滝1607 中山にもこんなところがあるかというほどの秘境。惣河谷支流の遡行は相当に困難で、一般にはお勧めできない。 37 清荒神上0901 清荒神から大林寺を経て山に取り付くと、すぐに激しく侵食された登山道に入る。 38 清荒神1011 清澄寺という真言三宝宗の寺だが、神仏混淆で竈の神、三宝荒神を祀る神社でもある。写真は山門を潜ったところの大銀杏。


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